脇汗が止まらない…腋窩多汗症って？原因や症状、脇汗を止める対策法

「冬なのに脇汗を大量にかいてしまう。」

「緊張したり嫌な事があると脇汗をかいて汗ジミをつくってしまう。」

このような変な汗のかき方をして心配になっているのではないでしょうか。

通常、汗は体温の調節をするために発汗し、蒸発と共に熱を体外へ逃がす働きをしてくれます。

ですが、なぜか脇や手のひらなど部分的にたくさんかいてしまう経験をしたことがあるのではないでしょうか。

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腋窩（えきか）多汗症とは

腋窩（えきか）多汗症とは、脇の多汗症のことを言います。

多汗症には、脇以外にも手のひらや足の裏など色々ありますが、脇の汗が止まらない病気を、正式名称で「腋窩（えきか）多汗症」と言います。

多汗症の仕組み

多汗症の人は、なぜ手のひらや足の裏、脇など決まった場所に汗をかくのでしょうか。

それは、これらの部位には汗腺（エクリン汗腺もしくはアポクリン汗腺）が密集しているからなんです。

手のひらや足の裏は他の部位と比べても多いのでたくさん汗をかきます。

また、この汗腺（エクリン汗腺）の数は、３歳頃までに数が決まると言われています。

脇の汗腺数

一方、脇にはエクリン汗腺に加えアポクリン汗腺という汗腺もあるため、汗をかきやすい仕組みになっています。

アポクリン汗腺の数も人によって個人差があり、思春期が終わる頃までに数が決まると言われています。

腋窩(えきか)多汗症の3つの原因

①：精神性発汗型

体温調整とは関係なく、緊張やストレスが原因でドバッと汗をかいてしまう事があります。

これを「精神性発汗（心の汗）」と言います。

気になる異性との初デートや、仕事の大事なプレゼン、第一志望の会社の面接、人前に出たときなど、緊張して余計に汗をかいてしまうことがあると思います。

ストレスが原因で、発汗をコントロールする交感神経に異常が生じ、脇に過剰な汗をかいてしまいます。

精神性発汗をする人は、傾向として、努力家で完璧主義、負けず嫌い、神経質の方が多いようです。

また、この発汗は、エクリン汗腺という汗腺から出る汗で、サラッとしており、成分は、水分とほんの少しの塩分です。

②：ワキガ体質型

ワキガ体質の人は、通常の人と比べアポクリン汗腺というワキガのニオイの原因でもある汗腺が脇に多くあり、これが脇汗をたくさんかく原因となっています。

また、ワキガ体質の方は、脇汗の多汗（精神性発汗）を併せ持っている傾向が高いです。

ワキガは親から遺伝するため、親がワキガと脇汗の多汗（精神性発汗）だと、あなたも同じくワキガと脇汗の多汗（精神性発汗）の可能性があります。

実際、ブログ主のワキメンもワキガで脇汗の多汗（精神性発汗）です。親も同じです。

多汗症が遺伝するということは、まだ医学的に証明されていないようですが、ワキガ体質の方は、脇汗の多汗症を併せ持っている傾向が高いようです。

多汗と言っても精神性発汗なので、性格が遺伝していると言ってもよいかもしれません。

③：①と②を併せ持った型

最後は、①の精神性発汗と②のワキガ体質の2つを併せ持っていることが原因で脇に汗をかいてしまう人がいます。

ブログ主のワキメンは、これにあたります。

③の人は、脇に汗をたくさんかくことにプラスしてワキガのニオイもあり、ニオイが精神性の発汗によって悪化するので日常に支障をきたす可能性が高いです。

腋窩多汗症の症状例

腋窩多汗症と言ってもどんな症状、状態が腋窩多汗症の可能性であるかなかなかわからないため、可能性のある症状や状態をピックアップしました。

上記の症状、状態がある場合、腋窩多汗症の可能性があります。

原因のわからない脇の多汗症もある

脇の多汗症でも原因がわからない腋窩多汗症もあります。

それを「原発性腋窩多汗症(げんぱつせいえきかたかんしょう)」と言います。また「特発性腋窩多汗症(とくはつせいえきかたかんしょう)」とも言われています。

原因がわからないのに、日常生活に支障が出るほど頻繁に脇に汗をかいてしまう病気です。

対する「続発性腋窩多汗症」

上記の原発性腋窩多汗症に対し、糖尿病や神経障害の疾患、妊娠、服用している薬など、何らかの原因がある多汗症を続発性腋窩多汗症(ぞくはつせいえきかたかんしょう)と言います。

原因があるので、その原因を治さなければもちろん多汗症も治りません。

また、続発性腋窩多汗症は、いつでも発症する可能性があることも原発性腋窩多汗症と違う点であると言えるでしょう。

脇汗を止める唯一の対策法

ブログ主の僕も今でも実践している方法で、海外の制汗剤を使用することです。

制汗剤は、脇に直接塗ることで汗腺に蓋をして脇汗を防ぎます。

3,4日に1回塗らなくてはいけない手間はありますが、びっくりするくらい脇汗を抑えられるんです。

どのくらい効果が得られたかというと、自分が脇汗の多汗症であることを忘れてしまうくらい僕は効果を感じることが出来ました。

脇汗をほぼ抑えられるので、気にしていたことも気にならなくなりました。

・電車で汗ジミを気にせずつり革を持てるようになりました。
・着たいグレーの洋服が着れるようになりました。
・汗ジミを気にすることが無くなったので、恋愛や仕事に集中できるようになりました。

ブログ主がお勧めする海外制汗剤「デトランスα」

脇汗多汗症の方には、海外の制汗剤「デトランスα」を絶対的にお勧めします。

僕の母もこれでお気に入りの服を着るようになり、外出がとても多くなりました。

ワキガの人口が８割と言われている海外の制汗剤は、やはり効果と持続力が圧倒的に違います。

日本の薬局で販売されているものともレベルが違います。

効果が強い分、痒くなるなどのデメリットもありますが、一度塗れば3,4日はワキガと脇汗を気にすることなく過ごすことが出来ます。

ワキメン

確かに痒くなるのは嫌だけど、すぐにびちゃびちゃになる脇汗を抑えられるというメリットが圧倒的に大きかったかな。

手や足汗に悩んでいる人には

手のひらや足の裏の汗に悩んでいる方には、同じデトランスαの手足汗用をお勧めします。

手足汗用のデトランスαも脇用と仕組みは同じで汗腺に蓋をして汗を抑えます。

緊張して手汗が…

手が繋げない、紙の資料がふやけてしまう、楽器が濡れて大変、なんていう方にお勧めです。

最後に

いかがでしたでしょうか。

ワキメンの場合は、仕事のストレスが原因で精神性発汗が悪化したのですが、元々ワキガ体質でもあるため、ニオイもきつくなってしまい、当時は本当に大変でした。

電車や職場でも脇のシミとニオイの事が頭の片隅に常にありました。

が、結局精神が持たず退職してしまいました。

みなさんも脇の汗ジミやニオイを指摘されたら恥ずかしいしショックですよね、だって出したくて出しているものではないんですから。

今回は、対策手段として海外の制汗剤を紹介しましたが、重度の方はこれでも対策しきれないことがあるかもしれません。

そういった場合は、形成外科等の専門の医者に診断してもらうことをお勧めします。