ワキガの人には併発しやすい病気があるのはご存知でしたでしょうか。
しかも併発する病気は身体の病気ではなく、心の病気が多いのが厄介なところでもあります。
気づいていないだけで、皆さんにも実は併発している可能性があります。
ワキメンも今まではあまり意識していませんでしたが、よくよく考えてみると3つの合併症を患っていたことに気づきました。
ここでは、ワキガの人に発症する可能性がある合併症を4つご紹介します。
4つのワキガの合併症
ワキガの合併症には以下の4つがあります。
①脇汗の多汗症
②うつ病
③対人恐怖症
④自臭症
ひとつずつみていきましょう。
①脇汗の多汗症
脇の多汗症は、正確には「腋窩多汗症(えきかたかんしょう)」と言います。
体温調整とは関係なく、緊張やストレスが原因で脇に汗じみが出来るレベルで汗をかいてしまいます。
普段どおりの生活をしていて暑くもないのに脇汗をかいてしまうので、脇にピタッとしたものやグレーのTシャツはすぐに汗ジミを作ってしまい着れません。
また、多汗症は大きく2つに分けることが出きます。
「全身性多汗症」
身体全身に発生する多汗症。
「局所性多汗症」
体の特定の部分で発生する多汗症。
がありますが、ワキガの人は脇の局所性多汗症になります。
ブログ主も生まれつきの脇の局所性多汗症です。
母親もそうでしたので遺伝しています。
多汗症が遺伝と言っていますが、現状正確には多汗症が遺伝をするのかは解明されていません。
②うつ病【心の病気】
ワキガが原因で学校や会社で「ワキガクサッ!」「きもっ!」と暴言をはかれ、いじめにあってしまいうつ病を患う可能性があります。
学生の頃は自分のニオイに気づきにくく、なぜ自分がくさいと言われているのかわからず、いじめを受けるのが辛くなってひきこもりになってしまったりします。
子供のワキガは何歳に発症する?
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また、周りにそういった態度を取られていると、自分は臭い人間だと思い込んでしまい、ちょっとした自分のニオイも気にしてしまったり、周りの目を気にしすぎて疲れてしまったり、行動を取れなくなってしまったりします。
うつ病の症状
決して怠けているわけではないのですが、何もやる気がおきません。
集中力がなくなり、すぐに疲れてしまいます。
悪化すると、趣味や楽しいことも進んで出来なくなってしまいます。
自動的に不安や悲しみの感情が押し寄せてきて、常にマイナスの感情になってしまいます。
また、自分は何をやっても駄目だ、無駄だと自己否定に走ってしまうのも特徴です。
身体の症状としては、睡眠不足だったり、食欲が不安定、感覚が鈍るなどがあります。
③対人恐怖症【心の病気】
自分のワキガのニオイを気にする余り、人と会うのが億劫になってしまいます。
人に変な風に思われたらどうしよう、嫌われたらどうしようと人間関係の不安が根底にあります。
ある一定の距離を取ってしまうので、コミュニケーションが不自然になってしまいます。
なので、その時は恋愛も全くうまくいきませんでした。
友達と遊んでいても常に頭のどこかで脇のニオイの事を気にしていて、話や遊びに集中することが出来ませんでした。
④自臭症【心の病気】
気にするほどの体臭でないのに、周りから自分は臭いと思い込んでしまうことを言います。
自己臭恐怖症とも言います。
体臭のない人間なんていないのですが、ちょっとでも自分にニオイを感じると、周りの人を自分のニオイで不快にしてしまうと勘違いし、自分のちょっとしたニオイも許すことが出来ません。
自臭症になりやすい人の性格として、几帳面で潔癖、完璧主義の人ほどこの症状に陥りやすいです。
ワキメンも電車の中では、隣に座っている人が、鼻に手を当てたり、咳き込んだりするとそれは自分のニオイのせいだと思ってしまいました。
それで、汗をかかないようにしなきゃ、ニオイを出さないようにしなきゃと思えば思う程出てしまい、負のスパイラルに陥ってしまいます。
最後に
いかがでしたでしょうか。
ワキガの人は、今の日本の環境では少し生き辛いように感じました。
他の国に比べるとワキガ人口は少数派、しかもニオイにはどこの国よりもうるさいです。
ちょっと敏感すぎるくらい。
むしろ、この日本の環境がこういった合併症を併発させている気がしてなりません。
確かに、本人の性格や気持ちの弱さもあるかもしれませんが、集団行動を得意とする島国の日本文化では、人に迷惑をかけないようにする文化が今でも根強く残っています。
だから、自然と迷惑をかけないようにかけないようにとするうちに対人恐怖症、自己臭症、引きこもりとなってしまうのではないでしょうか。
でも日本に住んでいる限り、文句言っても仕方ありません、強く生きていくしかありませんね。
ワキガの人たち、辛いことが多いかもしれませんが、今日も強く生きていきましょう。
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