ワキガで悩まれている方は、薬局やドラッグストアで市販されている薬やデオドラントを色々と試されてきたのではないかと思います。
しかしその中で、ワキガの症状が中程度から重度の人は、
・試したほとんどの商品が効かない
・多少は効くけど、納得のいく効果を得られなかった
・つけてもすぐにワキガの臭いが復活してしまった
このような結果になったのではないでしょうか。
この記事を執筆している僕も中程度のワキガなので、薬局やドラッグストアで市販されているデオドラントではしっかりとワキガ対策をすることが出来ず、おかげで何度もワキガの臭いが染みついた洋服を捨てていた記憶があります。
これから話すことは中程度から重度のワキガの人にとって正直ショックなことかもしれませんが、薬局で市販されている商品の真実をお話していきたいと思います。
薬局(市販)の薬やデオドラントは重度のわきがには効かない
正確に言いますと、ワキガの症状が中程度から重度の人は、薬局で市販されている薬やデオドラントはほぼ効かないです。
皆さんもすでに経験済みなのではないでしょうか。
逆に、脇と相性の悪い薬や香り付きのデオドラントを使った際はワキガの臭いが悪化する危険さえあります。
それにしてもなぜ、薬局には強力な薬やデオドラントは市販されていないのでしょうか。
ちなみに…
ワキガの症状が中程度から重度の人
洋服の脇部分が黄ばんだり、脇を直接嗅がなくても臭いを感じる人です。
ワキガの症状が軽度の人
脇を直接嗅がないとわからないくらいの人です。
薬局(市販)のデオドラントが効かない理由
①薬局のデオドラントはわきがが軽度の人もしくは脇が汗臭い人向け
まず1つ目の理由が、薬局で市販されているデオドラントのターゲットが、
・ただの汗臭い人向け
・軽度のワキガ向け
に出来ているからです。
日本は昔からニオイに対して敏感な国で、現在では無臭がベストと言われるくらい体臭や悪臭に意識が高い、ワキガには苦しい文化になりつつあります。
ワキガでない日本人でも、ちょっとした自分のニオイに幻滅し慌てて薬局に駆け込む時代です。
薬局の薬やデオドラントは、このような人たちを主なターゲットとしているため、残念ながらワキガである私たち用には作られていません。
香り付きの商品をよく見ますが、重度のワキガ向けに作られていたら香り付きなんてものは存在しないはずです。
だって、ワキガと香料が混ざって100%臭いものになりますからね。
②薬局のデオドラントは強い消臭殺菌成分が入っていない
海外の制汗剤やデオドラント等に比べると、消臭・殺菌する有効成分が入っていなかったり、入っていたとしても分量が少ないということがあります。
そのため、使用しても効果を感じられない、すぐにワキガが臭いだしてしまうといったことになるのです。
例えば、日本の通販で販売されている優秀なデオドラントには、パラフェノールスルホン酸亜鉛という有効成分が含まれているのですが、薬局で市販されている商品には含まれていません。
①薬局のデオドラントは制汗成分が弱い
わきがは脇にかく汗がニオイの原因となるので、制汗成分が含まれているかどうかは重要な指標となります。
制汗成分で最も優秀と言われるのが塩化アルミニウムですが、薬局で市販されている商品には含まれているものはありません。
塩化アルミニウムの代わりとなっている成分に「クロルヒドロキシアルミニウム」があるのですが、制汗効果は大分弱まってしまいます。
大抵の薬局の商品にはこのクロルヒドロキシアルミニウムという成分が含まれています。
②薬機法により優秀な成分が制限されている
ワキガの薬やデオドラントに限らず、日本は薬を作る際の法律がとても厳しいため、海外に比べると制汗や消臭に有効な成分を入れることがなかなかできません。
もしくは入れるにしても特許を得るのにとても時間がかかるようです。
なので、中程度や重度のワキガ対策としては、薬局やドラッグストアで市販されている商品では限界があるのです。
薬局で市販されている薬やデオドラントの種類と口コミ
ここで少し、薬局で市販されている薬やデオドラントには、どのようなものがあるかおさらいしてみましょう。
薬局(市販)のデオドラントや薬の種類
ロールオンタイプ
汗を抑える制汗剤に多いのがロールオンタイプ。
有効成分が液体なので、ボトルに入っている液体が球部分に薄く染み込み転がして脇に塗っていきます。
手を汚さず直接脇に塗れるので一番使いやすいタイプと言えるでしょう。
デメリットは塗りすぎてしまうことがあるので、乾かすのに時間がかかってしまうことがあります。
ローションタイプ
ローションタイプはコットンに液体を染みこませて脇にトントンと塗っていきます。
使い方がやや面倒でサッと出来ないデメリットがありますが、塗りすぎないで均等に塗ることが出来るメリットがあります。
クリーム(ジェル)タイプ
クリームタイプは、自分の指ですくいとって直接脇に塗っていきます。
指が汚れたり手間があるものの、腋毛が生えている男性でもしっかりまんべんなく塗れるというメリットがあります。
衣類に染みこむとワキガとクリームが混ざったニオイになることがあるのも注意です。
スティックタイプ
薬局では一番メジャーであろうタイプ。
先の部分を出して直接脇に塗っていきます。
小さくて、持ち歩きにはとても便利ですが、脇毛が生えている人は、脇毛に薬部分が絡まり塗りづらいデメリットもあります。
このスティックタイプも衣類に染みこむとワキガとクリームが混ざったニオイになることがあるのも注意です。
スプレータイプ
スプレータイプは脇に直接吹きかけるタイプです。
とても気軽に使えるのですが、効果が一番弱く、ワキガの消臭や制汗というよりも汗のニオイを香料でごまかすといった印象です。
制汗作用はほとんど無いと言えます。
ワキガの人と一番相性の悪いタイプです。
パットタイプ
パットはワキガ対策というよりは脇汗対策として重宝している方が多いです。
ですが、洋服にワキガの臭いが染みつくのを防ぐ役割を果たしてくれるため、ワキガ対策としては効果有りです。
制服やスーツ等の毎日洗濯できない洋服のインナーの脇部分に貼って使用します。
ばれるとちょっと恥ずかしいデメリットがあります。
薬局で市販されている人気の薬デオドラントの口コミをピックアップ
薬局で市販されている薬やデオドラントの口コミ評価は一体どのようになっているのかまとめてみました。
BAN汗ブロックロールオン
BAN汗ブロックロールオンの口コミ
白いブラウスが黄色に変色してしまいました。安いから仕方ない気もするけど評価するにも値しない品質です。
お風呂上がりに使用ししかも扇風機でしっかり乾かして使ってるのに全く効きません。臭う…..汗クサイと言われます。
汗をブロックはしてくれていないようです。昼過ぎからのわきの臭いも気になります。定期配送にしているけどキャンセルしようか考えています。
BAN汗ブロックロールオンのブログ主の口コミレビュー
脇汗とワキガ両方軽減はしてくれますが、ぴったりとまではいきません。
持続力もないので脇に汗ジミを作ってしまうし、ワキガも臭ってしまいます。
ビオレ薬用デオドラントZ
ビオレ薬用デオドラントZの口コミ
指で塗ると指がベタベタになります。
汗の匂いと石鹸の香りが混じってしまい臭いです。
完全に臭いを抑えるのはむりです。
汗っかきなので付けて出かけてもすぐ汗をかいて、最初はいいけど何時間かしたら臭いが出てます。
脇には特に効果なし。むしろ塗ったほうが匂いがきつくなってしまった。
BAN汗ブロックロールオンのブログ主の口コミレビュー
途中からたくさん汗をかいてしまったし1日ニオイも抑えきれませんでした。
緊張した時にかく精神性発汗も抑えられません。
エージーデオ24デオドラントスティック
エージーデオ24デオドラントスティックの口コミ
リニューアルをしてからは、汗は押さえられますが匂いは数時間経つと臭うようになってしまいました。
リニューアル後はすぐ匂うし、石鹸で洗っても全く落ちません。嫌なベタつきが脇に残ります。残念です。
重度のワキガである私には効果はほとんどありませんでした。汗をかくまでは快適ですが、汗が出るとおしまいです。服にまで嫌な匂いが移りました。
AGデオドラントスティックのブログ主の口コミレビュー
制臭作用制汗作用共に無いよりはあった方がマシレベルです。
ワキガではなくただの汗臭い対策としての商品だと思います。
AG+デオ24スプレー
AG+デオ24スプレーの口コミ
継続時間および防臭効果が不十分と感じるときがしばしばあります。朝の通勤電車、バスの中で私の周辺の人(特に女性)が、鼻をならし、自分の脇のにおいを確認するしぐさをされるのをたびたび経験しております。
朝、出勤前にこれをつけても10時ぐらいにはもう汗臭くなります。頻繁につけてなくてはいけないのでめんどくさいです。
成分が変わったのか何の影響かわかりませんが、1日効果が続かなくなりました。つけてもすぐに臭くなってしまいます。
AG+デオ24スプレーのブログ主の口コミレビュー
スプレーとワキガの臭いが混ざって正直臭いがひどくなってしまいました。
香料の含まれているスプレーとワキガは相性が悪いです。
薬局で市販されている薬デオドラントの口コミまとめ
薬局で市販されている薬やデオドラントは、
・薬局のものは持続力がない
・ワキガと臭いが混ざって余計に臭い
・塗った方がニオイがきつくなった
・洋服の脇部分が黄ばんでしまう
このような悪い口コミが多く見受けられました。
現在の日本は体臭に対してさらに敏感になってきており、薬局やドラッグストアでも制汗剤やデオドラントの種類は毎年増えています。
しかし、それはあくまでもただの汗臭さ対策であり、口コミでも一部の人(重度のワキガの人)には効かないという事実がわかりました。
重度のワキガな人のワキガ対策
薬局の薬やデオドラントが効かないのであれば、重度のワキガの人は一体どのようなワキガ対策をすればよいのでしょうか。
薬局の商品ではなく海外の制汗剤を
ここからは、中程度から重度のワキガの人に心からお勧めするわきが対策です。
僕が今でも実践している方法で、海外の制汗剤を使用することです。
制汗剤は、脇に直接塗ることで汗腺に蓋をするので、汗ジミの原因である汗を直接止めてワキガのニオイを防ぎます。
3,4日に1回塗らなくてはいけない手間はありますが、びっくりするくらい脇汗とワキガを抑えられるんです。
どのくらい効果が得られたかというと、自分がワキガで多汗症であることを忘れてしまうくらい僕は効果を感じることが出来ています。
大げさだな、と思うかもしれませんが僕はありのままの話を話しています。
・会社についても汗ジミを気にすることはありません
・暖房の効きすぎているお店に入っても気兼ねなく上着を脱ぐことができます
・電車に乗ってもワキガを気にすることはありません
・コートにニオイが染みついて気になることがほとんどなくなります
ブログ主がお勧めする海外制汗剤「デトランスα」
脇汗多汗症の方には、海外の制汗剤「デトランスα」を絶対的にお勧めします。
僕の母もこれでお気に入りの服を着るようになり、外出がとても多くなりました。
ワキガの人口が8割と言われている海外の制汗剤は、やはり効果と持続力が圧倒的に違います。
日本の薬局で販売されているものともレベルが違います。
効果が強い分、痒くなるなどのデメリットもありますが、一度塗れば3,4日はワキガと脇汗を気にすることなく過ごすことが出来ます。
関連する記事
「医薬品」と「医薬部外品」の違いって?
https://wakimen-happylife.com/drug_quasidrugs_tigai/
薬局とネット通販の6つの違い
https://wakimen-happylife.com/drugstore_internet/
皮膚科や病院で処方されるワキガの薬について
https://wakimen-happylife.com/wakiga_medicine/
コメント