「ワキガの人が食事制限をすると症状はよくなるの?」と疑問に思っている人は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
現在の日本は食事の欧米化が進み、ちまたでも「お肉を食べすぎてワキガや体臭が悪化してしまった」という話をよく耳にします。
僕も同じワキガという悩みを持っているため、いつも以上に野菜を多く摂ったり、お肉やジャンクフードを減らした時期がありましたが、ワキガの臭いは大して変わりませんでした。
ワキガは食事で治る?の真実
食事でワキガ体質が治るということはありません。
ワキガは親からの遺伝であり、ワキガの原因であるアポクリン汗腺の数や大きさでワキガであるかが決まります。
ちなみにアポクリン汗腺の数は子供の頃に決まります。
ですので、逆にワキガでない人が毎日お肉を食べたり不摂生な食事をしてもワキガになるということはありません。
ワキガは子供に遺伝する!?
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脇の下にあるアポクリン汗腺とは?
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食事制限はワキガの悪化を防ぐ可能性はある
ワキガは食事で治ることはありませんが、ワキガの悪化を防ぐ可能性はあります。
体内からの改善になるので時間がかかってしまいますが、食事を改善もしくは食事制限することによって、普段以上のワキガにならないようには出来るようです。
ただ、ワキガの症状が中程度から重度の人にはあまり目に見える改善は期待できないでしょう。
これは僕の勝手な意見になってしまいますが、経験上、食事でワキガを抑えるのに有効な人はあくまでワキガが軽度の人でしょう。
食事でワキガ体質を抑えるポイント
それはズバリ、血液をアルカリ傾向に保つことです。
健康である人の血液は常に弱アルカリ性を保っています。
不健康な人は血液が酸性に寄っているので、病気になりやすく、ワキガや体臭が強くなります。(血液が酸性になるということはありません。)
血液が弱アルカリ性の状態…体臭やワキガの臭いはおとなしく、健康的
血液が酸性寄りの状態…体臭やワキガが悪化、不健康であり病気になりやすい
次に食事のアルカリ性か酸性かの区別ですが、
アルカリ性の食品…ナトリウム、カリウム、カルシウムマグネシウムを含む食品
酸性の食品…リンや硫黄を含む食品
アルカリ性か酸性かの区別は、食品のペーハーではなく、食べた後に代謝されどちらになるかが判断基準となります。
それを踏まえたうえでワキガ体質を改善する食事・悪化させる食事をみていきましょう。
ワキガ体質を改善させる食事(アルカリ性の食材)
アルカリ性の食品は、野菜や果物、大豆などが一般的です。
アルカリ性 | |
野菜 | トマト、ニンジン、キュウリ、タマネギ、レタス、キャベツ、ブロッコリー、ホウレンソウ、大根、さつまいも、にんにく、ショウガ |
果物 | レモン、りんご、みかん、オレンジ、バナナ、メロン、梨、マンゴー、桃、パイナップル |
豆類 | 大豆、インゲン豆、小豆、豆腐 |
穀物類 | そば、きび |
その他 | 水、緑茶、お酢、梅干し、ごま、ごま油、アーモンド、黒砂糖 |
赤字のものは特に強いアルカリ性の食材を指しています。
緑黄色野菜に果物、ほかにも日本の代表的な料理であるそば、飲み物でいうならお水や緑茶なんかは私生活にもすぐに取り入れられそうですね。
ワキガ体質を悪化させる食事(酸性の食材)
酸性の食品は、肉類や炭水化物、スーパーやコンビニ等で販売されている加工品が一般的です。
酸性 | |
野菜 | ジャガイモ |
果物 | イチゴ、ベリー系 |
豆類 | 落花生、グリーンピース、そら豆 |
穀物類 | 小麦、白米、ライ麦、トウモロコシ、玄米 |
魚・肉 | 牛肉、豚肉、鶏肉、卵、魚、貝類 |
乳製品 | チーズ、バター、マーガリン、ヨーグルト、牛乳 |
飲み物 | コーヒー、ビール、ココア、ワイン、日本酒、紅茶 |
その他 | 菓子パン、濃縮還元ジュース、アイスクリーム、醤油、ケチャップ、マヨネーズ |
赤字のものは特に強い酸性の食材を指しています。
コンビニ等で販売されている加工食品はほぼ酸性の食品とみなしてもいいかもしれません。
牛肉や豚肉は理解していましたが、白米やチーズ、ビールなんかはかなり良く口にするものなので減らすのは大変かもしれません。
注意!食事制限はストレスが貯まる=ワキガ悪化
上の図を見ればわかりますが、アルカリ性の食品だけを食べようとしたらかなり質素な食事になります。
お腹がいっぱいになりそうなのはそばぐらいですね…
これでは血液が弱アルカリ性に保たれても、心と満腹度は満たされずストレスを貯めることになります。
ストレスが貯まると自律神経が乱れ、結果的にはワキガを悪化させてしまう事になりかねません。
また、アルカリ性の食事だけをしてアルカリ性に偏りすぎても身体によくありませんので、アルカリ性酸性共にバランス良く摂取することが大切になってきます。
ワキガ体質を変化させる食事まとめ
いかがでしたでしょうか。
・食事でワキガ体質は治らない
・しかし、食生活を見直すことでワキガの悪化を防ぐことが出来る
・ワキガを体質から改善するには血液をアルカリ傾向に保つこと
・アルカリ性の食品はナトリウム、カリウム、カルシウムマグネシウムを含む食品
・アルカリ性の食品は、野菜や果物、大豆などが一般的
・アルカリ性酸性共にバランス良く摂取することが大切
であることが理解できました。
ワキガを体質からしっかりと改善したい人や軽度の症状の人には、食事からのワキガ対策はとても有効と言えるかもしれません。
ただ、ワキガの症状が中程度から重度の人だと食事制限をしたところで、周りにワキガのニオイを充満させてしまう事には変わりません。
冷静にずっとそんな食生活できますか?
田舎で自給自足をするぐらいの覚悟がないとなかなか続けるのは難しいと思います。
僕だって毎日ではないけど、ハンバーガ―食べたいし白米だって食べたいです。
じゃあどうすればよいのか?
海外の制汗剤を使って脇汗とワキガを抑えてしまえば、食事を我慢する必要はなくなります。
ワキガをピタッと抑えるお勧めの制汗剤
ブログ主の僕も今でも実践している方法で、海外の制汗剤を使用することです。
制汗剤は、脇に直接塗ることで汗腺に蓋をするので、汗ジミの原因である汗を直接止めてワキガのニオイを防ぎます。
3,4日に1回塗らなくてはいけない手間はありますが、びっくりするくらい脇汗とニオイを抑えられるんです。
どのくらい効果が得られたかというと、自分がワキガで多汗症であることを忘れてしまうくらい僕は効果を感じることが出来ています。
大げさだな、と思うかもしれませんが僕はありのままの話を話しています。
・会社についても汗ジミを気にすることはありません
・暖房の効きすぎているお店に入っても気兼ねなく上着を脱ぐことができます
・電車に乗ってもワキガを気にすることはありません
・コートにニオイが染みついて気になることがほとんどなくなります
ブログ主がお勧めする海外制汗剤「デトランスα」
脇汗多汗症の方には、海外の制汗剤「デトランスα」を絶対的にお勧めします。
僕の母もこれでお気に入りの服を着るようになり、外出がとても多くなりました。
ワキガの人口が8割と言われている海外の制汗剤は、やはり効果と持続力が圧倒的に違います。
日本の薬局で販売されているものともレベルが違います。
効果が強い分、痒くなるなどのデメリットもありますが、一度塗れば3,4日はワキガと脇汗を気にすることなく過ごすことが出来ます。
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