ワキガの人、もしくはワキガの家族を持つ主婦は、脇に黄ばみが出来てしまって悩んでいる人も多いはずです。
場合によっては、黄ばみが出来ると洋服を買い換えている人もいるのではないでしょうか。
特に仕事に使う作業着やワイシャツなどは、毎日着るものですからなんとか自宅で対処したいところです。
そこで、家庭で出来る簡単な黄ばみの落とし方をご紹介します。特に学生さんや社会人のワイシャツにお勧めします。
また、今回紹介している洗濯方法は、ワイシャツの襟などの黄ばみも落とせますし、シャツ以外の衣類にも応用できます。
ワキガの黄ばみの落とし方
「ワイドハイター(酸素系漂白剤)」と「自宅で使用している洗剤」を使ってワキガの黄ばみを落とすことができます。
用意するもの
- ワイドハイター(粉末タイプ)
- 洗濯用洗剤
- 熱めのお湯
漂白剤を使用する際の注意点
漂白剤には「塩素系漂白剤」「酸素系漂白剤」「還元漂白剤」の3つがあります。
塩素系漂白剤、還元漂白剤…アルカリ性
・白以外の色物の洋服は、効果が強く染料を落としてしまう可能性があります。
・洗濯しても塩素のニオイが残ることがあります。
・漬け込んだ洋服と他の洋服を混ぜて一緒に洗濯すると他の洋服が色落ちすることがあります。
・天然素材(綿、麻、シルク)は生地が傷みやすい。
酸素系漂白剤…酸性
比較的効果はマイルドで一般的な黄ばみ落としにむいています。
酸素系漂白剤(ワイドハイター)でも色落ちしたり、生地が傷む場合があるので、必ずテストしてから使用してくださいね。
ワイドハイター(酸素系漂白剤)は液体と粉末どちらがよい?
ワキガの黄ばみやニオイを落とすのであれば、粉末タイプをお勧めします。
【粉末タイプ】
【液体タイプ】
ワキガの黄ばみを落とす洗濯手順
1桶かバケツを用意して、熱めのお湯を入れてください。
2ワイドハイターと洗剤、黄ばみを落としたい服をいれます。
330分~2時間程つけおきしておきます。
4つこけみが終わったらいつも通り洗濯して完了!
これで、洗濯物を乾かせばほとんどの黄ばみは取れているでしょう!
それでも落ちない頑固なワキガの黄ばみには【重曹】を
しばらく着ていなかったシャツなどの場合、ワイドハイター(酸素系漂白剤)を使用しても黄ばみが取れないことがあります。
そういった時はワイドハイターに加え、重曹を使用するとより効果的です。
ワイドハイターで漬け置きする前日に重曹で1日漬け置きしておきましょう。
重曹で漬け置きしたら、先ほど紹介した洗濯方法で洗えばより黄ばみは取れやすくなります。
わきがによる黄ばみの原因って?
わきがによる黄ばみの原因は、アポクリン汗腺から出る汗が原因です。
アポクリン汗線からでる汗は、ニオイの元となるアンモニアや脂質、たんぱく質等を含んでいますが、他にもリポフスチンという色素を含んでいるため、服に黄色いシミが出来てしまうのです。
ワキガの症状が重い人は「アポクリン汗線」が脇に多くあるので、黄色いシミが付きやすい傾向にあります。
ワキガ以外の黄ばみの原因
ワキガが黄ばむ大きな原因ではありますが、ワキガだからといって必ず黄ばむわけではありませんし、ワキガ以外にも黄ばむ原因はあります。
①緊張して掻く脇汗
人の前に出る機会や好きな人とのデートの時など、緊張して脇にベタッとした汗をかいた経験はないでしょうか。
これを精神性発汗と言い、緊張やストレスを感じて掻く汗なので体温調節とは関係ありません。
「エクリン汗腺」から出るのですが、少しべたっとした色素を含む汗のため、ワキガと同じ用量で脇部分に黄色いシミが出来てしまうのです。
②体質に合わないデオドラントを使用
自分に合っていないデオドラントや制汗剤を使うと、汗とデオドラントが科学反応をおこし黄色いシミを作ってしまうことがあります。
また、体質に合っていないデオドラントや制汗剤を使うと黄ばむだけでなく、ワキガとデオドラントが混ざって余計に臭くなるので注意が必要です。
③皮脂による汚れ
ワイシャツの襟部分によくつく黄ばみは、皮脂による汚れが酸化することが原因です。
この黄ばみを放っておくと茶っぽい色に変色し、色が落ちづらくなることがあります。
【脇汗の黄ばみ=ワキガ】とは限らない
上でも説明している通り、緊張やストレスで出る汗でも黄ばみができたり、デオドラントが原因で黄ばむ事があるので、黄ばむからといってすぐにワキガだと断定する心配はありません。
ワキガであるか気になる人は、こちらでセルフチェックを行いましょう。
ワキガの洗濯物と一緒に洗濯するとニオイがうつる?
ワキガの洋服と一緒に洗濯をしてもニオイがうつることはありません。
正確には、洗濯する前のカゴにワキガの洋服と一緒に入れておく事がニオイのうつる原因となります。
ニオイをうつしたくなかったら、カゴを別にすることで対策することができます。
ワキガや黄ばみを予防する対策法
我が家でも現在実践している方法で、海外の制汗剤を使用することです。
僕の母親もこれをお勧めしたら脇汗パットの使用をやめました。
制汗剤は、脇に直接塗ることで汗腺に蓋をするので、汗ジミの原因である汗を直接止めます。
3,4日に1回塗らなくてはいけない手間はありますが、びっくりするくらい脇汗を抑えられるんです。
どのくらい効果が得られたかというと、自分がワキガで多汗症であることを忘れてしまうくらい効果を感じることが出来ています。
脇汗をかかなくなるので脇に汗ジミも出来ませんし、黄ばみもほとんどできません。
お勧めする海外制汗剤「デトランスα」
脇汗多汗症の方には、海外の制汗剤「デトランスα」を絶対的にお勧めします。
僕の母もこれでお気に入りの服を着るようになり、外出がとても多くなりました。
ワキガの人口が8割と言われている海外の制汗剤は、やはり効果と持続力が圧倒的に違います。
日本の薬局で販売されているものともレベルが違います。
効果が強い分、痒くなるなどのデメリットもありますが、一度塗れば3,4日はワキガと脇汗を気にすることなく過ごすことが出来ます。
ワキガの服をクリーニングに出す際の注意点
ドライクリーニングと水洗いはワキガと相性の悪い洗い方なので、避けましょう。
おすすめは、「水洗い」と「ドライクリーニング」の両方の良い所を使った「本洗い」という洗い方です。
クリーニング屋さんによっては、「ドライ&ウォッシュ」や「汗抜き」といった洗い方であります。
水洗いとドライクリーニングの両方を行っているので手間がかかる分値段は張りますが、油の汚れと水溶性の汚れを一度に落とし、型崩れもしないという美味しいとこどりの洗い方です。
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