本日は、汗についての本を紹介します。
紹介する本は、五味クリニックの院長でもある、五味常明先生の「読むだけで汗が少なくなる本」です。
五味先生の著書は、3冊目。
著者
五味常明先生
ワキガや脇汗に関して調べたことがある人ならご存知の方も多いはず。
五味先生は、ワキガ手術や体臭、多汗症の治療と対策を行っている五味クリニックの院長さんです。
テレビにもよく出ていますね。
最近だと、フジテレビのお昼時間にやっている「バイキング」に出演されていましたね。
また、患者の心のケアを基本にしながら外科的手法を組み合わせる「心療外科」を新しい医学分野として提唱された方でもあります。
Twitter:@gomiclinic
You tube:五味クリニックチャンネル
ブログ:わきがで悩んでいる方のためのブログ
内容
コチラの本は、全174ページ7章に分けて構成されています。
①どうしても「汗」がこわい
②私達はなんのために汗をかくのか
③汗をかけない時代
④汗とワキガ臭
⑤脇の下(腋窩)の多汗症
⑥多汗恐怖の治療法
⑦もっと上手に、いい汗をかこう
前半部分
汗をかくことは恥ずかしい事ではないよ、身体にとってめちゃ大切なんだよという事を言っています。
中盤部分
脇の悩みをメインに話していますね。
ワキガと脇の多汗症について、五味クリニックに訪れるお客さんの悩みをベースに話しをしています。
後半部分
後半は、緊張した時にかく精神性発汗や多汗の悩みに対しての治療法を説明しています。
手術や薬、呼吸法や人間の心理に基づいた対策を教えてくれています。
感想
第一に、ちょっと想像はしていましたが、これを読むだけでは汗は少なくなりません。笑
タイトルは、あくまで興味をひきつけるため、大げさにしているのか。
はたまた、汗をかくことは本当は恥ずかしい事ではないというのを言って、気持ち的に安心させようとしているのか。
いずれにせよ、読むだけでは汗は軽減されません。
あとは、五味先生の著書は3冊目ですが、やはり内容が似ています。(読んでない人にはわかりませんね…)
そして、ワキメンが選んだ五味先生の本(図書館で借りてきたので限定されてますが)は、アマゾンだと評価が低い 涙
否定的なことばかり言ってしまいましたが、汗についてや脇の悩みについて知識がない人にとっては、とても勉強になります。
また、お金がかからないでやってみる価値がありそうな治療法もあったので、それは参考になるかなと個人的には思いました。
では、ワキメンがこの本を読んだ感想、もしくは共感したところをピックしていきますね。
心的に汗をかく
ここは、読んでいてドキッとしてしまいました。
精神性発汗の事を言っているのですが、
通勤中、したたりおちるほど汗をかく。気になって電車を降りて、自分を落ち着かせてまた乗車。けど、また汗をかいて降車。
会社に着く頃には既にぐったり。
ほっとできるのは帰宅してから。外に出ている間は神経を張り詰めてばかり。
ここ本当に自分の事を書かれているのかなって思うくらい共感してしまいました。
ワキメンは、汗だけでなくワキガもあったので周りの視線は余計に気になってしまいました。
多汗に悩む人に共通する性格
多汗に悩む人は、共通した性格があると五味先生はおっしゃっているのですが、ここも自分の事を言われているようで苦笑いしちゃいました。
共通する性格は、真面目、完璧主義に近いほどの努力家。
負けず嫌いな一面もあり、それでいて恥かしがりや。
自分で真面目とか言っちゃうのはどうかと思うけれど、お許しくだされ。
外に向かう性格と内に向かう性格が同居していると。
なので、他人になかなか多汗の事が打ち明けられないんです。
ワキメンの場合、30歳になってやっと打ち明けられましたよ。母と友人に。
それまでは、恥かしくてとてもじゃないけど言えませんでしたね。
あと、汗をかくことって体質だけじゃないんですよね、自分の性格のせいでもある。
自分で追い込んじゃうMな性格なんでしょうか。
なんだか泣けてきます。
多汗に悩む人は環境も似ている
ここも、ワキメンが子供だった頃の環境と似ていてびっくりしてしまいました。
ワキメンも幼い頃から親に嫌われないよう、言う事は素直に聞く、>自分の意見は抑えて他人の価値観に従ってしまっていました。
意思が強いはずなのに素直に出せず、無理やりに抑えてしまう。
これが続いて他人の気持ちや価値観ばかりを気遣って自分を素直に表現できなくなって、心が汗をかいてしまうと言っています。
五味先生はこの汗を、もう1人の自分の無言メッセージとおっしゃっていますが、まさしく心からかく汗は、身体からの「無理をしているよー!」っていうサインなのですね。
変温人間が増えている?
人間はもともと恒温動物です。
恒温動物とは、外の気温に関係なく体温が一定の動物のことです。
それに対して、カエルやヘビなど外の気温に体温が左右されてしまう動物を変温動物と言います。
最近のこどもが、この変温動物ならぬ、変温人間化してきてしまっていると言っています。
これは、世の中に冷房が普及したために、最近の子供は汗をかくことが下手くそになってしまい(子供の汗腺が衰えてしまい)、気温と一緒に体温が上がってしまうんです。
こういった汗をかくことがへたっぴな子供は、基礎体温も低めなので、熱中症など、病気になりやすいリスクもあるんです。
子供の汗腺が完成されるのは3歳頃まで
人間の汗腺が出来上がるのは、3歳までなので、汗かきの習慣づけは、その時までにしなくてはならないことも言っています。
また、人間が自分で熱をつくる能力は生まれてからたった2週間で決まるそうです。
なので、生まれたての赤ちゃんが冷暖房完備で過保護されてしまうと気温を感じる受容センサーが不完全になってしまいます。
かといって、暑い中、なにも対策をせずにいるのも赤ちゃんや子供に負担となってしまうのでバランスが大切ですね。
とにかく、「汗をかく」という機能をしっかりと身につけられるかどうかは親の子育ての仕方にかかっていると言う事ですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回のワキメンの感想には、治療法について触れませんでしたが、色々とかいてあります。
ワキメンも、精神発汗に効く、実践してみたい呼吸法もありました。
上の感想部分でもいいましたが、これを読んで汗が少なくなる事は正直ありませんが、汗の知識や大切さ、脇のなやみについてたくさんヒントを得ることが出来る本とかと思います。
また、汗をたくさんかいて悩んでる人は、汗をかくことに対して、安心できるのではないかなと思いました。
ちなみにワキメン、最近読んでいる本は、図書館で借りているので、気になっている方は、近くの図書館に行ってみてもよいかもしれません。
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